福岡県は、県内での宿泊代などを最大5千円割り引く県民限定の宿泊・日帰りキャンペーンについて、佐賀、長崎、熊本、大分、山口の近隣5県の県民も利用対象とする方針を固めた。各県や事業者と調整し、今月中旬にも割引適用の対象者を広げる。コロナ禍で疲弊が続く観光業の活性化につなげたい考えだが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の影響次第では、割引券の利用休止もあり得るという。

 関係者によると、拡大対象となるのは県の観光支援事業「福岡の避密(ひみつ)の旅」第3弾キャンペーン。1人1泊当たりの宿泊代を最大半額(上限5千円)、日帰り旅行を最大3千円割り引く事業で、割引の宿泊券やクーポンをコンビニや宿泊予約サイトなどで販売している。来年2月14日まで県内約670のホテル・旅館で利用でき、飲食店や土産物店で使える最大2千円分の「地域クーポン券」も配布している。

 旅行の県民割引については、都道府県に補助金を支給する国が11月、近隣県民も助成対象に追加。感染状況も落ち着いており、県は利用者を近隣5県に拡大することにしたという。ただし、県外の利用者にはワクチン接種証明や検査の陰性証明を提示する「ワクチン・検査パッケージ」の活用を条件とする。 (平山成美)